フェアプレイは経営でも大事です

こんにちは、クレア総合会計の越尾です。

昨日はロシアワールドカップの日本vsポーランド戦でした。

皆さん、御覧になられましたか?

ポーランドが1点とったので「1点とらなければ!!」と「いや、もうひと試合の方で動きがあればまた変わる可能性が…」と解説を聞きながらサッカーの順位の決め方が面白いなーと思ってみておりました。

結果的に言えば、日本は最後は賭けに出て、フェアプレイ差で決勝トーナメント進出を決めました。サッカーファンからすればコロンビア戦やセネガル戦のような試合を期待していたと思いますし、大ブーイングしたい気持ちもわかります。

でも、フェアプレイで決勝トーナメント進出なんて、日本らしくて誇らしいと私は思いますよ。

フェアプレイ、良いじゃないですか。

私は日大のアメフト部がやった反則行為を忘れていませんよ。
ああでもしないと勝てない、相手にケガさせれば自分たちが勝てる可能性がある。
そんな指示を出した監督が日本にいたことを私は忘れていませんよ!!
すっかり報道はされなくなりましたけど。

そもそもこんなルールができたのは過去に少なからず「多少反則しても勝てるならいいや」「退場にならなきゃ何とかなる」という邪心があるプレイヤーがいたからではないでしょうか。
それがだんだん大きくなってきた結果、このようなルールが取り入れられることになったのでしょうよ。

フェアプレイで決勝進出。良いじゃないですか。

ボールを持ってない選手にケガさせたり、ゴールを阻むために手を使ったりするよりは全然いいじゃないですか。

経営においても、フェアプレイで勝ち進むことは重要ですよ。

脱税なんてしてしまえば、社会的信用も失う結果になりますしね。
重加算税とか、延滞税とか、必要以上に支払う結果にもなりますしね。

経営にだってルールがあります。
「ちょっとくらい良いじゃない?」で脱税行為をすればイエローカードやレッドカードで廃業になることだって可能性はあります。

ちょっとした出来ゴコロかもしれないけれども、それが廃業まっしぐらのレッドカードの行為かもしれないんですよ。

税理士事務所で働いていると、お客様が脱税と節税を間違われているケースをよく見受けます。

しかも大体、間違っている会社は赤字で、廃業間近です。

中には2000万円が使途不明金でなくなっちゃったので、修正してほしい。と言われたこともありましたが、何に使ったのか経営者たちがわからないのにどうやって税理士がわかるというのだ。

その会社は、社長の美容院代も経費にしていました。

「美」を売るビジネスだったら美容院代も経費にすることは可能ですが、せいぜい講師とかそのくらいのレベルでは美を売るビジネスとは言えないので美容院代は経費にはなりません。

本人たちは「節税」と信じてやっていました。
でも、それは経費じゃない。
そんな考え方でお金を使うから2000万円も無くなっちゃったんだろうなぁと。
いい加減な行為からはいい加減な結果しか生まれないんだなぁと。

サッカーも経営もフェアプレイが大事です。